2009.11.12 悩み中。
宵ノ宮様 choccolate様
パルファン様 まきのえり様
津森様 lolipop様
投票コメントありがとうございました。


現在いろいろお悩み中です。
こちら幻創文庫様がアメーバブログに参加されて、
ちょっと、揺れています。
登録だけはしてみましたが、
fc2から乗り換えるか、否か。
アメーバ、楽しそうですし。
さすが、サイバーエージェント。

いや、
使いこなせるのかが、疑問ではあるし、
限定とか、できなさそうだし。
なのですが。
データーだけは引っ越ししてみようかと思っています。
fc2のほうはそのままにして。


それから、考えようかと。

さすがに、500近くの記事を放棄するのはね。
忍びないので。


あとは、気分です。



では。
カシミール様 パルファン様
choccolate様 宵ノ宮様
投票コメントありがとうございました。

またおつきあいいただけると幸いです。




がたがたと部屋の模様替えをしていて、
気分不快に陥りました。
どうも最近、なんだか変です。

ま、いつもといえばいつもなんですけど。


もしかして、鬱?


そりゃまずくない?


きっと、雨が降り出したせいでしょう。


では。
choccolate様 おさちき様
吉永みつ様 カシミール様
川島亜沙美様
投票コメントありがとうございました。

また、来週(今週?)
お会いできたら幸いです。

杏奈ちゃんもいつかまた。




紅葉狩りなど、
アウトドア(に入る?)は基本、苦手ですが。
誘われたので、行ってみようかと。

が、どうなんでしょうね。
紅葉。
もう、終わってる?

それより、
秋の味覚を堪能したいと思っています。

もちろん、
『狩り』
出なくて。

上げ膳据え膳で。




では。

choccolate様 ほびー様
カシミール様 宵ノ宮様
清高メイ様 fruru様
まきのえり様 

投票コメントありがとうございました。
ほびー様
忌憚のないご意見ありがとうございました。





で、
家電量販店です。
いやはや。
テンション上がります。
上がりすぎて、
衝動買いです。

きっと、今年最後の衝動買いでしょう。
自分自身でも、そろそろくるかなぁ、と思っていましたが。
やはり、来ました。

VL770/VG

11月10日に届きます。

VL770/KG
は、
同僚のもとへ払い下げとなる予定です。

2年間、
お疲れ様でした。

2009.11.02 飽和脂肪酸
「不飽和脂肪酸が食べたい」

 そう言って沙希は立ち上がり、桂は眉間に皺を寄せた。

「……不飽和脂肪酸て……」
「その名の通りでしょ? 判んないの?」
「リノール酸とかオレイン酸とかだろ。植物性のオイルに入ってるやつ」

 どこか呆れたような沙希の声に桂も同様にに返す。

「そうね。オリーブオイルとかに入ってるやつ。って、あんなの食べられないじゃない! あたしは食べたいの!」

 そんな事言われても桂には意味不明。
 はっきり言って栄養学は学んだ事もない。
 リノール酸だオレイン酸だのだってCMからの受け売りなのだ。
 不飽和脂肪酸が何に入ってるなんて知った事ではない。

「あたしは魚が食べたいの!」

 だったら最初からそう言ってくれ。
 誰もがそう思うだろう。
 だから桂がどんなにいやそうな顔をしても咎められるものじゃない。

「じゃあ買ってくればいい。もう開いてる店あるだろ」

 そう言うのも当然のはず。
 けれど沙希はそれではすまない。

「いやあよ! あたしはもっと新鮮なのがいいの!!」
「んじゃ、今から産地まで行けと?!」

 半ばやけになりながら桂は言った。
 沙希とのあまりにも生産性のない会話に桂をいつも無力感にさいなまされる。
 この際高学歴は何の保証にもならない。

「ちがーう!! あたしは自分で釣りたいの!!」
「……あぁ、そう」

 他に何と言えばいいのか、桂には判らなかった。
 幼馴染みという関係から発展した経緯上沙希の突拍子のなさはよく心得ているが、それにしても今回は突き抜けていると思った。
 釣りなんて1度としてやった事がないだろう沙希の口から何故そんな欲求が生み出されたのだろう?
 第一アウトドアなんていうものに今まで興味すら持たなかった人間が。

「という事で、釣りに行こう」

 沙希は呆然としている桂に向かいニコリと笑った。

「何処に?」
「釣りと言えば渓流でしょう」

 何でまたそう渋いのを……。
 まぁヘラブナなどと言わなかっただけいいのだろうか?
 桂には判断つかない。

「行くのはかまわないけど、竿とかどうするんだ?」
「そんなの現地調達すればいいじゃない」

 沙希は桂の問いに何言ってるの、と首を傾げた。



 そのような経緯で、というかいきがかり上ふたりしてやって来た某河川。
 谷合を流れるそこで喜々として途中で買った釣り竿の準備をする沙希の後ろ姿を眺め、桂は溜息をこぼした。

「まぁそれはそれとして、なんで今頃……?」

 そう思ってしまうのを誰が止められるだろう。
 いやない。

「ねぇ、イワナとかヤマメってこういう所にいるんだよね」
「……小学校までサケは切身の状態で泳いでるもんだと思ってた人間に聞かれても答えられません」
「あ、そっかぁ。あたしもアジは開きで泳いでるって思ってた」

 自分を犠牲にした皮肉のつもりで言ったのだが、そう素直に返されてしまうと馬鹿らしくなってしまう。

「……で、質問。なんで今頃釣りなわけ? 何で渓流?」
「イワナの塩焼き食べたの」
「で?」
「も1回食べたいなぁと思った」
「自分で釣って?」

 沙希は答えながらも何とか準備した竿を水面に落とした。
 結構真剣らしく、会話のキャッチボールに微妙な間が空く。

「で、調理できんの?」
「んー、串刺しできないかも」
「塩焼きなんだろ?」
「そうだけど、化粧塩は勉強たし、この前食べた時は串刺しになってなかったから大丈夫でしょあぁっ!!」

 どうやら餌だけ取られたらしい。
 まぁ完全な天然素材などなかなか素人に釣れるわけがないのだけれど。
 放流釣り場はいやだと駄々をこねたのは沙希なのだ。
 この際我慢してもらおう。

「……うー。魚のくせに……」

 魚だって生存競争の只中にいるのだ。

「でもさぁ、何でそんなにこだわるわけ?」

 基本的に着道楽だが食い道楽ではなく、天然でも養殖でも興味のない沙希がどうしてここまでこだわるのか。
 桂は必死になって針に餌をつけている沙希の背中に尋ねた。

「だって桂誕生日じゃん。あたしの誕生日には鮎の塩焼きおごってくれたし。あれ美味しかったけど鮎っていま時期じゃないじゃん」
「……まぁ、鮎は6月たけど」

 それでこれ?
 桂は一瞬呆然としながらも沙希の思考回路にセロトニンが大量に放出されてひどく気持ちよくなった。

「だーっ!! 桂!! もう話しかけないで!!」

 再び逃してしまい肩を怒らせながら言った沙希は半ば涙目で、桂は柔らかく息を吐き、沙希の隣に立った。

「……やっぱ養殖もので妥協しとけばよかったかなぁ」

 なかなかでない釣果にふさぎ始めた沙希は溜息をつきそんな沙希に桂は笑った。

「ほら引いてる」

 桂は沙希の手のひら上に自分の手を乗せ、竿を引き上げた。

「……やっぱり男の子って違うよね……」

 竿がしなりぴんと張った糸。
 その先端にぶらさがった銀色の魚。
 ピチピチと跳ねる美しい形に目を細め、沙希は溜息をつく。

「ビギナーズラックだろ。次はもう無理」
「あーあ。つまんない。でも、ま、いっか。1匹は釣れたし……」

 肩をすくめて見せた桂に沙希は半ば苦笑ながらも笑って見せた。



「Happy birthday」

 沙希はせっかくだからとほかの釣りに来ていたおじさんににっこり笑って無理を言いたった1匹釣れた魚を串に刺してもらい、持参した調理用具で魚を焼いた。
 化粧塩はできても炭の起こせない沙希はどこからかキャンプに来ていたグループにこれまたにっこり笑って竃を作ってもらい、桂の前にほかほかな湯気を上げる魚の塩焼きをさしだした。

「……なんだかなぁ」

 沙希に頼まれて断る事などできるはずはない。
 それを判っていないのが沙希の罪なところ。
 炭を起こしたグループなんか下心ありありだった。
 たぶんそんな事など気づいてもいないだろう。

「だってしてくれるって言うからお願いしただけよ? 桂のお祝いなのに桂にしてもらえないでしょ?」

 溜息混じりに呟いた桂に沙希は首を傾げた。

「これヤマメっていうんだよ。美味しいからあっかたいうちに食べて」

 沙希は満面の笑みで桂を促した。

「じゃあ遠慮なく不飽和脂肪酸をいただきます」

 たぶんいくら沙希に言っても平行線のままだろう会話を打ち切り、桂は自分のために沙希が作ったそれにかぶりついた。

「美味し?」



 それは今まで食べたどんな料理よりも美味しかった。